ぽんじゅ

パソコンとキーボードのブログ

【エレコム】3,000円以下!3台切替できるキーボード|TK-FBM111BKレビュー

3,000円以下で買えるBluetoothキーボード。
3台マルチペアリング対応。

 

エレコムだからこそ出来た製品。
堅実なキーボードかつ、3台を切り替えられるもので、
3,000円を切っているのは、もはや異常と言える。

 

購入して使ってみたので、レビューする。

 

スタンダードでクセが少ない

 

よく言えば“正統派”。
クセが少ないぶん、初手で躓かないタイプ。
尖った個性はないけど、毎日使う道具として安心できる。

 

「TK-FBM111BK」の価格は安い
日本語(JIS)配列。慣れているなら問題なく使える。

 

スペック

 

「TK-FBM111BK」は安価だが個包装されている
箱から取り出した直後。安いけれど、汚れがつかないように袋入り。

 

項目 詳細
メーカー型番 TK-FBM111BK
接続方式 Bluetooth 5.0 Class2
対応OS Windows11、macOS、iPod touch、Android、iOS、iPadOS
※キーボード側がOSを自動判定
接続可能台数 3台
接続が可能な距離 約10m
キースイッチ メンブレン
キー配列 92キー(日本語JIS配列)
キーピッチ 19mm
キーストローク 3.5mm
電源(キーボード本体) 単三形乾電池×1本
(アルカリ、マンガン、ニッケル水素2次)
電池持ち アルカリ乾電池:約8ヶ月間
質量(キーボード本体) 約507g

 

キーの印字はWindowsのみ。
これでAppleデバイスを使おうとは思えないけれど、
一応、Bluetooth接続ができる端末なら何でもOK。

 

特筆するべきは、3,000円以下の75%キーボードで
3台まで切替が可能であること。
たとえば、在宅ワークで会社の端末を使いつつ、
自前の端末にも1台のキーボードを切り替えながら使う。
このような使い方が格安で実現してしまうのだ。

 

また、単三乾電池1本で動作する。
他の機種であれば2本必要なんだけど、1本で済むのはうれしい。
交換のときにサッと対応できる。

 

機能について

 

電源スイッチと、切替スイッチ

 

「TK-FBM111BK」は電源オンオフが可能
電源スイッチと、接続先切替キー

 

まず電源スイッチが表側に実装されている。
多くの無線キーボードは、裏面にある場合が多く、
電源を切る作業が面倒である。

 

しかし、TK-FBM111BKは表側に電源スイッチがある。
毎回、裏返す必要がなく面倒な気がしない。

 

次に、接続先の切り替えスイッチ。
Fnキーとの組み合わせによって、切替が可能。
ペアリングについては、Fnキーを押下しながら
1〜3のデバイス選択キーを長押しするだけ。

 

キータイプ:メンブレン

 

メンブレンとは、キー直下にラバードームがあり、
ラバードーム越しに基盤のキースイッチを押下する方式。
多くの医療機器やリモコンスイッチに使われている。

 

普及率が高く、価格が安い。
本キーボードの場合、安価なメンブレンが使われているのだろう。
ややゴムを押したときのような、ぐにゃっとした感触がある。
だからと言って粗悪ではなく、価格相応と言える。

 

打鍵音はそれなりにあり。
カチャカチャ・コトコトと打鍵音がする。
キーキャップや筐体の素材に影響を受ける部分だが、
静音なものが欲しければ、高級なメンブレンキーボードや、
静電容量無接点方式を選ぶしかない。

 

キーピッチ:19mm

 

「TK-FBM111BK」のキーピッチは19mm
19mmのキーピッチが確保されている

 

キーボードの大半は、19mmの間隔が空いている。
本製品の場合も同様であり、スタンダードなキーボードと言える。

 

これ以上、広くても狭くても、使い勝手に影響する。
タイピングのしやすさは人それぞれだが、
不変的なキーボードが必要なら19mmで必要十分。

 

重量:507g

 

軽すぎるキーボードは、タイプ中に動いてしまう。
タイピングの安定性に影響し、ストレスが溜まる。

 

507gは軽い部類に入るけれど、
僕がタイピングしている最中にズレることはなかった。

 

キーボードの安定性の1つに重量という指標がある。
安定性が高いものは、1kg前後。
本製品は中間クラスなので、
よほど雑な扱いをしなければ問題はない。はず。

 

大きな遅延を感じない

 

2010年頃のBluetooth機器といえば、
安定性が低く、遅延が気になることが多かった。
さらに、価格が安ければ疑心暗鬼にされることも少なくなかった。

 

3,000円以下で買える安いキーボードといっても、
本製品はBluetooth5.0であり、接続の安定性がある。
遅延らしい遅延は感じないので、集中力が削がれることはない。

 

見た目のチープさからは想像がつかないほど、
Bluetooth接続が安定している。

 

数多ある安キーボードの中から、
「これは買い!」と胸を張って言える製品だ。

 

 

ゲームでも”問題”は、ない

 

Nキーロールオーバーには非対応だが、
試しにFPSをプレイしてみたところ問題なし。

 

ApexLegendsのようにキャラコン重視だと厳しいが、
OverWatch2のような、シビアな入力を求められるシーンが少ない
eスポーツなら問題なく使える。

 

当然、プロシーンで採用するようなグレードではないけれど、
個人の嗜みでプレイするなら、本製品でも楽しむことは可能。

 

単三乾電池で動作する「お手軽さ」

 

「TK-FBM111BK」は単三乾電池1本でOK
背面カバーを外して乾電池を取り換える

 

リチウムイオン電池の管理は難しい。
充電式のキーボードを、不適当な保管をすると、
発煙・発火のリスクを高めてしまう。
しかもそのリスクは、乾電池よりも高いと言われている。

 

本製品はリチウムイオン電池を使っていない。
電源はあくまでも、単三乾電池1本のみ。
割り切った仕様であり、リスクを最小限まで引き下げられている。

 

もちろん、乾電池にも保管のルールはある。
だが、日本国内において乾電池による火災ケースはほとんど聞いたことがない。

 

また、乾電池はどこでも入手できる手軽さがある。
100円ショップはもちろん、スーパー・コンビニ。
Amazonなら100本まとめ買いも視野に入る。

 

リスクを取るか、手軽さを取るか。
乾電池1本を交換するだけでリスクが低減できるのなら、
迷うことなく乾電池を選ぶべきだろう。

 

 

唯一、割り切りが必要なのは耐久性

 

見た目や手触りがチープ。
これは初見ですぐ分かることなので、包み隠さずにそう評価した。

 

安かろう悪かろう、という言葉があるように、
「安価なキーボード」は、耐久性が低い。
本製品の保証期間が6ヶ月であることも裏付けている。

 

要するに、1年くらい使えれば御の字であるということ。
そもそも3,000円という価格からすれば、
1年も2年も正常に使えるという事自体が稀なのである。

 

たとえば、

 

  • キートップが外れる
  • チャタリングが起きる(意図しない動作になる)
  • Bluetoothが切れるようになる
  • 電源が入らなくなる

 

といった不具合が、使っているうちに出てくる。

 

高級な製品であっても同じことが言えるけれど、
ここで言いたいことは、

 

「価格と性能・耐久性は比例するもの」

 

ということ。

 

僕は2年間、特に異常がなく使い続けられたが、
3年目に突入したところ電源が入らなくなった。
当然、使い方や環境によって左右されることではあるが、
もっと雑な使い方をした場合は、さらに寿命は縮むと予想される。

 

まとめ

 

TK-FBM111BKは、3,000円以下という価格を考えれば、
かなり堅実なBluetoothキーボードだ。
在宅ワークやオフィスで重宝するだろう。

 

3台まで切り替えられるマルチペアリングに対応し、
打鍵感も価格相応で「悪くない」レベルはきちんと保っている。
派手さや尖った個性はないが、そのぶんクセがなく、仕事用として安心して使える。

 

メンブレン方式ゆえ静音性や高級感を求める人には向かないものの、
在宅ワークや複数端末の併用といった用途では、十分すぎる性能だろう。

 

「安いけどちゃんと使えるキーボードが欲しい」
そんな現実的な要求に、きちんと応えてくれる1台だ。