USB2BT+は、正直に言えば誰にでも勧められる製品ではない。
値段も手頃とは言いづらいし、用途もかなり限定される。
それでも、
「これがないと困る」
という人が、確実に存在する。
自分もその一人だった。
iPadを使うようになってから、入力環境にずっと引っかかっていた。
Bluetoothキーボードやマウスは便利だが、長年使ってきたUSB機器ほど手に馴染まない。
特にマウスは顕著で、操作感の違いが積み重なって、結局使わなくなる。

“新しいから良い”とは限らないにゃ
USB2BT+は、その違和感を強引に解決する道具だ。
USB2BT+とは何をする製品なのか

USB2BT+は、USB接続のHID機器(キーボード・マウス・ゲームパッド)を、Bluetooth接続として扱えるようにする変換アダプタだ。
BIT TRADE ONEが販売しており、発売は2018年。かなりニッチな製品に見える。
やっていることは単純で、
USB機器をBluetoothデバイスとして偽装する。
それだけだ。
ただし、この「それだけ」ができる製品は意外と少ない。
実際の使い方|USBハブはほぼ必須
USB2BT+は単体でも使えるが、実用性を考えるとUSBハブとの併用が前提になる。
自分の構成はこうだ。

- 有線キーボード(東プレ REALFORCE)
- USBレシーバー式マウス(Logicool G304)※2.4GHz無線機器
- USB2BT+
これらをUSBハブに接続し、ハブをUSB2BT+へ挿す。
iPad側から見ると、1つのBluetooth入力デバイスとして認識される。

ペアリング1回で済むの、想像以上に楽だにゃ
Bluetooth機器を増やすたびに設定を触る必要がなくなるのは、地味だが効く。
2.4GHz無線機器をBluetooth化する意味
「そもそも無線なのに、わざわざBluetoothにする意味ある?」
この疑問はもっともだ。
答えはシンプルで、
USBレシーバーが使えない端末が増えたから。
iPadやiPhoneでは、USB入力が安定して使えるとは限らない。
結果として、選択肢はBluetooth機器に偏る。
USB2BT+を使えば、USBレシーバー前提のキーボードやBluetooth非対応の高品質マウスを、iPadでもそのまま使える。

名作マウスが再就職できるにゃ
USB機器の管理が楽になる

USB2BT+の良さは、Bluetooth変換だけではない。
通常、Bluetooth環境ではキーボードとマウスをそれぞれ個別にペアリングする。
切り替えや再接続が必要になる場面も多い。
特に、端末が複数ある場合にとても有効だ。
Windowsノート、MacBook Air、iPadを分けて使う私は、
接続先を変えるたびにUSBを抜き差ししていた。
USB2BT+では、複数のUSB機器をまとめて1デバイスとして扱える。
端末側の認識が単純になることで、「抜き差しによるストレス」が減る。

USBは相性や遅延が少なくて良いけど、
抜き差しでポート壊しちゃいそうだにゃ💦
向いている人・向いていない人
この製品は、合う人がかなり限られる。
向いている人
- USBキーボードやマウスを長年使っている
- iPadで本格的に入力作業をしたい
- Bluetooth機器の管理が煩わしいと感じている
向いていない人
- すでにBluetooth機器で満足している
- 荷物をこれ以上増やしたくない
- 設定や構成を考えるのが苦手

“便利そう”だけで買うと後悔しやすいにゃ
注意点|割り切りが必要
USB2BT+は魔法の道具ではない。
- USBハブ前提で構成は増える
- 遅延がゼロではない(ゲーム用途は注意)
- 価格は安くない
だからこそ、用途がはっきりしている人向けだ。
購入をおすすめできるのは・・・|USB機器を使い続ける人
正直に言うと、Bluetoothキーボードを新しく買うか迷っている人には向かない。
でも、
- すでに使い慣れたUSB機器を持っている
- iPadで同じ操作感を再現したい
- 入力環境に妥協したくない
この条件に当てはまるなら、USB2BT+はかなり合理的な選択だ。
なお、電源がmicroUSBから、type-Cになったものが現行販売されている。
古いほうが欲しければ、店頭や中古で探すのが手っ取り早いだろう。
まとめ|手持ちの道具を活かすための変換器

USB2BT+は、最新ガジェットではない。
効率化ツールでもない。
ただ、
今ある道具を捨てずに使い続ける。
この一点においては、かなり価値がある。
新しい入力機器を買う前に、この選択肢を知っておく意味はある。

刺さる人には、ちゃんと刺さる道具だにゃ


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